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ヒトを構成する組織の分類|上皮組織・結合組織・筋組織・神経組織

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人は細胞から構成されています。
その細胞はいくつか集まって、「組織」を形成します。
 
Wikipediaでは、組織のことを以下のように定義しています。
 
何種類かの決まった細胞が一定のパターンで集合した構造の単位のことで、全体としてひとつのまとまった役割をもつ。生体内の各器官(臓器)は、何種類かの組織が決まったパターンで集まって構成されている。Wikipedia -組織(生物学)-<

 

このように、細胞がいくつも集まって「組織」となることで初めて一つの役割を担うことができます。
更に、この役割を組み合わせることで臓器は機能するということです。
 
ヒトを会社で例えると、部署が臓器で、係や課が組織、そして従業員が細胞といったところでしょう。
 
会社には係や課がいくつか種類があるように、人の組織にもいくつかの種類があります。
 
というわけで今回は、
ヒトを構成する組織の種類について解説していきます。
 
 
 
 
 

組織の種類

 
 
人を含む動物を構成する組織は、以下の4つの種類があります。
  • 上皮組織
  • 筋組織
  • 神経組織
  • 結合組織
 
 

上皮組織

上皮組織とは、皮膚のように私たちの組織を覆う組織です。
多くの上皮組織は「内と外の仕切り」のような役割を担います。
 
内分泌腺などの分泌腺は上皮組織が変化したものと考えられており、例外的に上皮組織に含まれます。
 
 

筋組織

筋組織は、想像の通り筋肉を構成する組織です。
 
筋組織の基本単位となる筋細胞は、筋原繊維が何本も束なってできたものです。
筋組織は、収縮性を生むというのが最大の特徴です。
 
腱は筋組織には含まれないので注意してください。
 
 

神経組織

神経組織も想像の通り、神経を構成する組織です。
 
神経細胞によって支配され、電位の伝達を行うことが特徴です。
しかし、グリア細胞のように電位の伝達を行わない神経細胞も神経組織に分類されます。
 
 

結合組織

結合組織は、これらの組織間を埋めることで組織の強度や安定性を支える組織です。
簡単にまとめると、その他の組織ともいうことができます。
 
靭帯のような組織は結合組織であることは理解しやすいと思いますが、血液も血管内を埋める結合組織とされます。
また、も結合組織の一種です。
 
しかし骨は、骨芽細胞という独自の細胞を持つことで骨癒合という独自の治癒過程によって行われるため他の結合組織とは区別されます。
 
 

まとめ

以上がヒトの組織の分類でした。
 
これらの4つの組織の中でも、特徴によって様々に分類することができます。
例えば結合組織なら、脂肪組織、軟骨組織、骨組織といった様々な種類の組織に分けられます。
 
今後また、そいういった分類の記事も書きます!
 
 
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