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筋肉の代謝障害|筋痙攣、DOMS、マッカードル病、CPT欠損症

皆さんどうもこんにちは。 スポーツをしてる以上筋肉に高い負荷がかかってしまうことは避けられません。 またそれによって足が釣ったり筋肉痛が起こってしまうことも同じく避けられません。 足がつるクランプや筋肉痛といった筋肉のトラブルは非常に一般的に…

FIFA公式プログラム「FIFA11+」の怪我予防効果【メタ解析】

近年、怪我予防プログラムの研究はかなり進んできました。 そんな中で、FIFAの医療研究組織「F-MARC」が予防プログラムを出しているのはご存知でしょうか。 FIFAは、かなり前から怪我に関する研究にも力を入れており、2003年に「FIFA11」、2006年には改訂版…

ノルディックハムの効果は現場で期待できるか@北欧プロサッカーチーム

近年、ハムストリング肉離れの予防トレーニングとして「ノルディックハム」がかなり注目を集めていると思います。 前回、ノルディックハムの効果と問題点についての論文をレビューしておりまして、 そこでは、ノルディックハムには より伸展位で筋力が発揮で…

素走りが有効な手段となることは金輪際ないのか。【素走り=悪?|後編】

このシリーズの前編と中編では、 間欠性トレーニングがスポーツに必要な能力をダイレクトに鍛えられる 素走りでも筋持久力なら鍛えられる。ただ効率的ではない という話をしてきました。 やはり、多くのスポーツにとって、間欠性トレーニングがメインのトレ…

素走りで筋力増加を感じたのは幻覚だったのか。【"素走り=悪"は本当?|前編】

トレーニング科学が発展したこのご時世。 部活などで昔からやっていた「素走り」は、多くのスポーツに求められる運動から外れるため効率的ではなく、 むしろ、間欠的トレーニングを取り入れるべきだということは、徐々にではありますが、一般的になりつつあ…

スポーツには間欠性トレーニングがベストなワケ【"素走り=悪"は本当?|前編】

近頃は、スポーツ科学・トレーニング科学の発展によって、「素走り」は多くのスポーツにおいて効率的ではないことが認知されるようになってきました。 例えばサッカーでは、数秒程度の瞬発的なスプリントを繰り返すことがスポーツの特徴的な運動になります。…

アクティブリカバリーは実はエビデンスない?|筋損傷への効果

スポーツ現場でよく用いられるリカバリーの筆頭株主。それはアクティブリカバリーではないでしょうか。 ニュースなどで、 「日本代表合宿の初日はリラックスしたムードで軽い運動での調整を行いました。」 って言われている時に、行われている「軽い運動」こ…

なぜ後半には、最初3歩は全力で走れても、後の10歩は走れないのか。

多くのスポーツでは、試合を通して全力での運動を何度も繰り返していきます。 スポーツの試合の前半、疲労があまりない間は50m、100mぐらいの距離でもほぼ100%のスピードを維持しながら走り続けることは出来ますが、後半になってくるとそうも行きません。疲…

サッカー選手の運動量、一流選手はどう違うのか。

近年、サッカー選手の運動量について、「運度量は多ければ良い訳ではない。」と言われるようになって来ました。 メッシ選手をはじめ多くの一流選手は、比較的に運動量が少ないにも関わらず活躍できることから、動きの質や大事なところでしっかり走れることが…

サッカーのドリブルで重心移動が重要性|バイオメカニクスで解説【後編】

サッカーのドリブルで重要な要素の一つに、緩急のついた加速と鋭い方向転換があると思います。 このドリブルでの加速と方向転換を効率的に行うためには、 加速する時は重心を高く 方向転換する時は重心を低く という重心移動が重要になります。 前回の記事か…

サッカーのドリブルで重心移動がなぜ重要性か。バイオメカニクス的に解説【前編】

サッカーにおいて、ドリブルの切り返し動作をスムーズに行うことは言うまでもなく重要です。 切り返し動作をスムーズにするためには、筋力ももちろん大事なのですが、 体の使い方のテクニックとして、重心移動を効果的に行うことが非常に重要です。 今回は、…

サッカー選手にとって腹筋の役割とは何か。体幹の必要性

多くの一流のサッカー選手は、6つに綺麗に割れた腹筋を持ち合わせています。 もちろん、彼らにとって腹筋が重要な役割を占めているから、このような美しい腹筋を持っています。 一部の腹筋の割れていない選手もいますが、そのような選手は脂肪が他の選手より…

サッカー選手の怪我は何が原因で起こるのか。【前編】

サッカー選手にとって、怪我は避けたいものであることは言わずものがなです。 スポーツではありとあらゆる要因が怪我を引き起こす要因となります。 特に、サッカーのようなコンタクトスポーツでは様々な要因が複雑に絡み合って生じるため、怪我の要因を突き…

サッカー選手に最もよく起こる怪我は何か

サッカー選手にとって、常に怪我は付き物です。 特にサッカーのようなコンタクトスポーツでは、様々な怪我が起こります。 ですが、様々な怪我をすると言っても、 ある程度はスポーツの特性によって怪我の種類が偏ってきます。 このサッカーで特に起こりやす…

サッカー選手のハムストリングスの怪我はどれぐらい予防できるか

要約 この研究は、プロサッカー選手を対象にハムストリングス筋力の左右差がハムストリングスの怪我率に実際に影響しているのか。また、このインバランスに対する補足的なトレーニングは予防的にどのように影響しているのかを調査している。 結果的には、実…

サッカーで、中枢性疲労はどれほど影響しているのか。【論文レビュー】

サッカーのパフォーマンスで「疲労」を語ると、どうしても、身体的な疲労に重点を当ててしまいがちです。 ですが、筋肉を動くのもそもそも脳からの指令があるからです。 なので、脳の疲労もサッカーのパフォーマンスを作用する要素になり得るということは考…

週2試合の過密スケジュールはサッカー選手をケガさせる。

この5年、10年で、サッカーは急激に産業化しました。 日本でもDAZNがスポンサーについたことで、Jリーグの経済事情は大きく変わりました。 (実際、Jリーグの賞金はここ数年で10倍近く上がっています。) 一方で問題となっているのが、「週2試合の過密日程の…

サッカーの試合でグリコーゲンがどれぐらい減るのか。

以前、サッカーの試合で起こる疲労について乳酸値を用いて紹介しました。 サッカーでは乳酸はそんなに増えない!【サッカーの科学】 サッカーにおける乳酸値から個人の選手の特徴を読み解く ここでは、乳酸値が高いということは「いかに高い強度を維持できて…

ここ5年間でサッカー選手の運動量はどれぐらい上がったのか

昔に比べて、現代サッカーの質は変わって来ているとはよく言われています。 ちょっと昔までは、FWは守備せず攻撃に専念し、DFは攻撃せず守備に専念する時代でしたが、現代サッカーでは、 FWも前からプレスをかけ、DFも攻撃の役割を担う というのが主流となっ…

サッカーにおける乳酸値から個人の選手の特徴を読み解く

前回の記事「サッカーでは乳酸はそんなに増えない!【サッカーの科学】 」で、 サッカーでは後半でアクションの強度と頻度が下がり、 その結果、乳酸の値が前半より後半の方が低くなることを論文より紹介しました。 ですが、前回は選手全体の乳酸値からざっ…

サッカーでは乳酸はそんなに増えない!【サッカーの科学】

昔は乳酸は疲労物質であると考えられていましたが、近年の見解では乳酸が疲労物質になることは基本的にないという結論に至っています。 ですが、高強度の運動を行うことで乳酸が生成され、疲労が溜まると共に血液中の乳酸が増加するということは紛れもない事…

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