体幹の王道・フロントブリッジの目的と効果を徹底解説。
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かなりの人が知っているであろう体幹トレーニングの基礎中の基礎といえば、
「フロントブリッジ」でしょう。
体幹トレーニングのメニューでフロントブリッジを入れない方が珍しいのでは、というほど定番の体幹トレーニングです。
というように、かなり有名なフロントブリッジですが、
このトレーニングでは何が鍛えられているのか。
を本当に理解して行なっている人は少ないのではないでしょうか。
「体幹のトレーニング」という程度には考えられていると思いますが、
体幹のトレーニングは、体幹部分のトレーニング全てを意味するので、
トレーニングの目的としては抽象的すぎます。
ということで今回は、
フロントブリッジが、体幹の"どこ"の"どのような"機能”をトレーニングしているのか。
について解説していきます!
フロントブリッジの目的
フロントブリッジでは「体幹の安定感」を鍛えているというのは、間違いではありません。
ただ、もう少し「体幹の安定感」具体的に説明すると、
体幹の安定感のために、腹筋群を使えるようにするトレーニングです。
時々、腰の反り具合が強い人がいると思いますが、
腰反りは、背筋ばかり使ってしまい腹筋があまり使えていない人の特徴で、
そう言った人に対して、フロントブリッジでより腹筋を使えるようにすることができます。
フロントブリッジで使う筋肉
フロントブリッジで主に使う筋肉は、腹筋群と股関節屈曲群の筋肉です。
その中でも特に,腹直筋と腸腰筋が最もトレーニングされます。
腹筋群とは、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の4つの筋肉で、フロントブリッジでは主に腹直筋がトレーニングされます。
股関節屈曲群には、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)、大腿直筋であり、フロントブリッジでは特に腸腰筋がトレーニングされます。
フロントブリッジのメカニズム
フロントブリッジは、自身の体重を不可にする「自重トレーニング」です。
なので、体の重心(へその奥付近)にかかる重力がトレーニング負荷になります。
フロントブリッジでは、この重力に抵抗するように体幹部を持ち上げ、キープすることがトレーニングになります。
フロントブリッジの注意点
フロントブリッジは、体幹と脚が一直線上に来るようにすることが重要です。
イメージとしては、立った状態と同じ姿勢を保つようにするといいと思います。
特に、重力に負けて背筋が曲がらない様に注意することが重要です。
間違ったフォーム①:お腹が上がっていない
重力に負けて、お腹が下がってしまっています。
この状態では、腹筋群に負荷がかからないため正しくトレーニング効果を得ることはできません。
お腹を凹ますようにして、腰が反らないようにします。
その時に、腰ではなく背中を丸めてしまう場合がありますが、これもよくありません。
間違ったフォーム②:お尻から上がってしまう
お腹を無理やり上げるために、お尻から上げてしまったパターンです。
背中も反ってしまいます。
この場合も、腹筋群が働いていおらずトレーニングの効果を得られません。
腰が反ってしまう人は、腹筋をうまく働かせられない場合が多いため、
座った状態で腹筋を使って腰を丸めるトレーニングから始めてみるといいかもしれません。
まとめ
以上が、フロントブリッジの解説でした。
- フロントブリッジは腹直筋と腸腰筋をうまく働かせるトレーニング
- 腰反りを防ぐことがトレーニングの目的
- トレーニング中も腰が反らないように注意する